上野スタディーズ レクチャー第2回「山と街 ── 近代日本の歴史の地層を歩く」
江戸期には将軍家ゆかりの寛永寺の寺町として、明治期にはさまざまな文化施設が集積するエリアとして栄え、各時代の権威の象徴ともいうべき側面を持つ上野。一方で、江戸期から庶民の行楽地/困窮者のアジール(聖域)であり、明治以降は東北との玄関口、近年では海外との玄関口として、さまざまな歴史的・社会的背景を持つ人々の受け皿となってきました。
本プログラムでは、上野の商店街におけるコミュニティやアイデンティティのあり方に関する社会学的調査に携わってきたゲストとともに、上野の山と街における歴史の重層性・多様性について、フィールドワークとレクチャーを通して考察していきます。
日時
2018年7月30日(月) 10:00~14:30(受付9:45~)
・10:00〜12:00 フィールドワーク
・12:00〜13:00 昼食
・13:15〜14:30 レクチャー
内容
上野エリアをゲストとめぐりながら観察し、それを基にレクチャーを実施
ゲスト
五十嵐泰正
集合場所
東京文化会館前(JR上野駅公園口側)
定員
20名
参加費
無料・昼食代自己負担
申し込み方法
事前申し込み制
※定員に達したため、募集を終了しました
募集期間
先着順・定員に達し次第お申し込みを締め切らせていただきます
・当日は屋外でのフィールドワークがあります。歩きやすい格好でお越しください。
・天候に応じて、雨具、帽子、日傘、お飲物等のご準備をお願いいたします。
・途中、太昌園上野本店にて昼食を取ります。お食事代は各自ご負担ください。
上野スタディーズゲストプロフィール
五十嵐泰正
筑波大学大学院人文社会科学研究科准教授。都市社会学/地域社会学。学生時代から社会学的なフィールドワークを進めてきた上野や、地元の柏で、まちづくりに実践的に取り組むほか、原発事故後の福島県の農水産業をめぐるコミュニケーションにも関わる。主要著作に『原発事故と「食」』(中公新書、2018)、『常磐線中心主義』(共編著、河出書房新社、2015)、『みんなで決めた「安心」のかたち―ポスト3.11の「地産地消」をさがした柏の一年』(共著、亜紀書房、2012)ほか。