小林耕平による「UENOYES寄席─笑うしかない状況について─」公開稽古・意見交換会
美術家の小林耕平による「UENOYES(ウエノイエス)寄席」では、2018年度「笑うしかない状況について」と題し、公開稽古・意見交換会を行いました。
「寄席」という場は、社会システムからこぼれ落ちてしまう人情や、社会の秩序を破壊しかねる出来事を扱い、その場に居合わせる人々が共に笑うことで社会の多様性を担保する場として機能してきました。本プロジェクトは「笑うしかない状況」を笑うベテランであるお江戸上野広小路亭の常連客と、私たちが無自覚に前提としてきた秩序に懐疑的になることを得意とする美術家が、落語家や芸人と一緒になる場を開くことで一層多様な人々が集える機会を創出し、障害のある方や文化背景の異なる人々、誰もが一緒に楽しめる新しい「寄席」をつくり上げることを目指します。
日程
2019年2月25日(月)
時間
前半:12:00-14:00/後半:14:10-16:30
(出演者の発表+ディスカッション)
場所
お江戸上野広小路亭
出演
三遊亭遊子(落語家)、江戸家まねき猫(動物ものまね)、神村恵(振付家・ダンサー)、田中偉一郎(美術家)、村田峰紀(美術家)、三野新(写真家・舞台作家)、磯崎未菜(美術家)、小林耕平・山形育弘(美術家)
意見交換会ゲスト:宮信明(早稲田大学演劇博物館 講師)